ドッグフードにおける味の違いとは
一般的にワンちゃんの主食として使っている人の多いドライフードは、缶詰やパウチになっているものと比べると味の想像はしにくいですよね。
人間の味覚ではドッグフードはどういった味なのでしょうか。
実際に食べてみたという人もあまりいないと思います。
缶詰やパウチに入っているウェットタイプは、素材をそのまま活かしたものが多いので、薄味ですが人が食べてもおいしいと感じるものが多いです。
ワンちゃんも同じで、お肉に近いので好んで食べる子が多いです。
本来食べていたお肉に近いものほど、ワンちゃんはおいしいと感じるようです。
手作りのご飯の場合も、素材をそのまま加熱調理しただけの物が多いので、ワンちゃんがその食材を好きかどうかという好みの差になってきます。
では、ドライフードではどうでしょうか。
ドライフードの主な原料は肉や脂肪、穀物などです。
ワンちゃんは元々穀物は食べず、肉を食べていたので、肉に近い味であるほど好きなようです。
ですが、ドライフードの場合は色々な加工をしているので、肉本来の味からは遠くなってしまっているようです。
特に、保存料や酸化防止剤、かさ増しのための添加物など、混ぜ物が多くなっていけばその分遠ざかってしまいます。
保存料や酸化防止剤などは、多く使われているとドッグフード自体の味に影響がでてしまい、味に敏感なワンちゃんは嫌がることもあります。
味をごまかすために調味料を足しているドッグフードもありますが、ワンちゃんの健康のためにはあまりよくありません。
味にこだわっていると書かれているものはワンちゃんも喜ぶと思いますが、原材料をよく確認した方がいいと思います。
ドライフードには脂肪分も多く含まれています。
脂肪は酸化しやすく、酸化することで味も変化してしまいます。
酸化した油は身体に良くないので、当然美味しいと感じるものではありません。
元々美味しいドッグフードであったとしても、保存状態によっては美味しくなくなってしまうかもしれません。
酸化防止剤は発がん性があるものもあり、たくさん入っているとワンちゃんにとってよくないので、少量ずつ購入したり、密閉容器などを使ってなるべく酸化を防ぐなど、味が落ちないように気をつけてあげるのも大切です。
美味しいドッグフードの方がワンちゃんが喜んで食べてくれるので、できれば美味しいものを選んであげたいですが、なぜそのドッグフードが美味しいのかも同時に考えてあげた方が、ワンちゃんにとっては良いでしょう。
身体に必要なものは本能的に美味しいと思うものなので、ワンちゃんが喜ぶものの中で、よりよいものを選んであげるといいかもしれません。
他のところの子はどうなのか、ドッグフードの口コミも参考にしてみるとおもしろいですよ。